独立系ソフトウェア業の多くが中小企業であり(以降、「ソフトウェアハウス」と記載します)、重層的な「下請け構造」を下層から支えています。多くの零細なソフトウェアハウスは売上げが3千万円以下です。 多くのソフトウェアハウスは「受託開発」を行っていますが、実際には人員の「派遣」や(相手先企業での)「常駐」を求められることも多く、ソフトウェアエンジニアの人材派遣業を主な事業としている企業も多く存在します。 しかし、少人数の派遣、特に1名のエンジニアを依頼企業へ派遣することは、派遣される社員にとっても、ソフトウェアハウスにとっても本来は望むべき姿ではありません。それは、1名の社員の派遣では、社員の教育やキャリアプランなどが検討しにくく、人材の定着率低下や社員のモチベーション低下にもつながる場合があるからです。 3. 業界の市場規模・事業所数動向 全国の情報サービス業(情報処理業を含める)に関す