印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本の大手企業に勤務している人が、出向などをきっかけに外国企業の中で働く経験を持つと、みんな異口同音にその「スピード」の違いに驚くという。会議で議題を提示し、議論し、その対策を決定し、実行に移すまでの時間が、日本企業とは比べものにならないほど速いというのだ。特に米国の企業では、迅速な決定と、正確かつ速やかにそれを実行することが求められるという。一方、日本企業では、細やかな「申し送り」や「根回し」を重視する企業も多い。そのように企業風土の異なる中で、日本における外資系IT企業の経営者に求められるものは何だろうか? 今回は、実際に外資系IT企業の日本法人で社長を務めた経験のある人物に話を聞き、その求められる資質についてまとめてみた。 #1: