日本には古くから日本ミツバチがいるのですが、日本で養蜂に使われているのは、明治以降導入されたイタリア種を中心とした西洋ミツバチです。 なぜ西洋ミツバチかというと、日本ミツバチは環境が変わると巣を捨てて移動してしまう。神経質で養蜂には向かないからなのだそうです。 そこで養蜂には、西洋ミツバチが使われます。 日本ミツバチと比べると、西洋ミツバチは、すこし体が大きくて、色も黄色っぽいです。逆に日本ミツバチは、小柄で色も黒っぽい。 養蜂場では、たくさんの西洋ミツバチが飼われます。 しかし不思議なことに、西洋ミツバチは、日本ではまったく野生化しません。 しないというより、できないのです。 ミツバチの天敵は、スズメバチです。 スズメバチは、ミツバチの巣に飛来し、巣の前でホバリング(停止飛行)をしながら、帰巣する働き蜂を捕らえます。 そして付近の木の枝などに後肢で逆さまにぶら下がり、ミツバチの頭部、羽、