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思想とライトノベルに関するImamuのブックマーク (5)

  • 感情レヴュー - [レヴュー]すべてがライトになる――芥川賞と星野智幸と佐川光晴

    最近の芥川賞の選評はおよそゆるしがたいものがある(おっと大きく出たぞ!)。その主要な理由は、各人の選評の前提となる部分に、「そもそも私たちの純文学とはどのようなもの(たるべき)か?」という問いがいっさい感じられないからだ。 日で最も注目される文学賞として直木賞は大衆文学を担い、芥川賞は純文学を担うものと、自他ともに認知されているわけだけれど、選考委員の選評をいくつか読んでいると、まるで自分が当の純文学なるものを体現しているのだとでもいうように、評価をくだしている。 彼らは、文学の値打ちは「理屈よりも感性にある」と言ってはばからず、知的操作よりも感情移入を優先する。素材(ネタ、物語内容)的には、社会的規範の相対化(による救いのない暗さ)よりも、癒しなり希望の光を求めるのだ。つまり皆が示し合わせたごとく一様に、価値の相対化と知的操作を否定し、癒しと感性を求めてやまない。最近の文芸誌は、知的操

    感情レヴュー - [レヴュー]すべてがライトになる――芥川賞と星野智幸と佐川光晴
    Imamu
    Imamu 2007/02/26
    面白ひ。純文学(評価基準)のライト化。『「知性」か「感性」か――「価値の相対化」か「物語の復権による癒し」か――といった相対的な価値基準に頼らずに、作品を評価する前提を確保』
  • 『ゼロの使い魔』 ヤマグチノボル著 + 兎塚エイジ画  ライトノベルとはなにか?① | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    『ゼロの使い魔』 ヤマグチノボル著 + 兎塚エイジ画  ライトノベルとはなにか?① | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために ヤマグチ ノボル ゼロの使い魔 評価:★★☆星2つ半 (僕的主観:★★★★星4つ) 「あんた誰?」―才人が目を覚ますと、愛い女の子が才人を覗きこんでいた。見回すとあたりは見知らぬ場所で。魔法使いみたいな格好をしたやつらが、才人と女の子を取り囲んでいた。 あらすじより まさに異世界ファンタジーの王道的パターン(笑)。そして、、、、 とにかく、とにかくルイズが、かわいいんです。 以上!!(笑) ライトノベルの売れている主人公って、なんでこう120%ツンデレばかりなんだろう(笑)。 ■物語の評価~ハリーポッターの亜流 いま出版されている半分4巻まで読んでいるが、単体としての完成度は、一巻が圧倒的で、そして全作品中で圧倒的に陳腐ででもある。 あまりに王道で、こ

    『ゼロの使い魔』 ヤマグチノボル著 + 兎塚エイジ画  ライトノベルとはなにか?① | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
    Imamu
    Imamu 2006/11/29
    角川のメディアミックス→教養主義崩壊。:文学→物語(村上龍の『限りなく透明に近いブルー』)「文章を読むこと(=理解する)ことができないくせに、文字が読める人をたくさん生み出してしまいました」
  • シム宇宙の内側にて ハルヒを哲学と言う奴は厨なのか?

    涼宮ハルヒの憂 谷川 流 いとう のいぢ はい、そうです。いまさらハルヒです。流行おくれは重々承知ですが、このエントリは、単にハルヒ祭りに便乗して騒ぎたい人たちではなく、ハルヒが当に好きな人、あるいは当に嫌いな人、そして、いまだに「ハルヒって何?」と言っているような人にこそ読んでいただきたいので、この時期でちょうどよかったのかな、と思っています。 タイトルの件ですが、確かに、ハルヒは哲学というには無理のある点も多いと思います。また、哲学っぽい側面を持たせることで、萌えに対する抵抗感を和らげる、という意図もあるはずなので、まんまと相手の思惑に乗せられているのかもしれませんが、ライトノベルにしては哲学的な側面が多いという点は事実だと思うんですよね。 実際、ネット上を検索しても、内容の哲学っぽさに触れているサイトは数限りなく出てきます。しかし、残念なことにそのほとんどは、ただ「哲学っぽかっ

  • 人生という憂鬱のためのアーカイヴズ - サブ・カルチャー的な「私」としての僕たち。 その16

    Imamu
    Imamu 2006/09/28
    「コミュ効率による選択手段(自然主義的リアリズム/まんが・アニメ的リアリズム)」「データベース共有人の間コミュ-「僕ら」共感回路の安全接続装置」
  • 後天性無気力症候群 - 谷川流作品にゲーム的リアリズムはないのか

    「ギートステイト・ハンドブック」購入 コミケで波状言論の「ギートステイト・ハンドブック」を買ってきました。ni-toさんによると当日桜坂洋さんが東浩紀さんとともにブースにおられたそうですが、私が行った時には桜坂さんの姿は見えず、東さんはバンダナを巻いて売り子をされていました。折角ご人から直接買えるのだからと「美少女ゲームの臨界点」と「美少女ゲームの臨界点+1」も買いました。「ギートステイト・ハンドブック」とあわせて4500円也。 東浩紀+桜坂洋+新城カズマ 対談 「ギートステイト・ハンドブック」には2006年日SF大会内で開かれた、東浩紀さん、桜坂洋さん、新城カズマさんによる対談が「SFライトノベルの未来」と題して収録されています。 桜坂さんについては、去年の京都SFフェスティバルの講演で「作品の見方が東浩紀さんに近いなぁ」と感じていたのですが、もうすっかり東さんと意気投合しています

    後天性無気力症候群 - 谷川流作品にゲーム的リアリズムはないのか
    Imamu
    Imamu 2006/08/20
    面白い。「人格同一性のゆらぎ」「私のゆらぎ(=複数の私)」が「喪失されていく過程でのせつなさ」
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