ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書) 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: 新書購入: 34人 クリック: 461回この商品を含むブログ (462件) を見る 僕をエロゲーマーにしたきっかけの一つである動ポモの続論ということでずいぶん前から期待しつつ刊行を待っていた本書だけど、現在のややしらけた状況を反映してか、分厚さの割には新鮮味はあまり感じられなかった。まあ、存在論的、郵便的に始まり、メルマガ波状言論や情報自由論まで読んでいたくらいなので、いまさら何かまったく新しいものを期待するのは贅沢すぎることだけど。 全体的に、自分の立場の弁明みたいなことに割かれているスペースが大きく、特に前半の理論編では大塚英志や伊藤剛などの論をまとめつつという感じだったので、この辺の一回読めば十分ですっていうような抽象的な話はもっと