レイヴの影響下にあるケミカルな蛍光色からスパッと切れそうなほどのシャープなブラック・カラーへ。気がつけば、海外の音楽シーンはTHE HORRORSを筆頭に黒の色彩が目立つようになってきた。局地的には80年代に一世を風靡した英国のゴシック・レーベル、4ADの再評価、そしてトリップ・ホップ・リヴァイヴァルも囁かれている昨今、暗闇では何かが動きつつあるようだ。そんななか日本の音楽シーンに、闇に魅せられた平均年齢22歳の恐るべき子供たちが登場する。アルバム『CHARM』を携えてやってきた彼らはPLASTICZOOMS。10代でゴシック・シーンに身を置いていたルーツを持ち、数年前にロンドンでそのリヴァイヴァルといえる新しいムーヴメントを目撃したカジヒデキをプロデューサーに迎えた彼らが、そのカジヒデキと共に“NU-GLOOM”と呼ばれる闇へと通じる新しい扉を今ここで開ける。
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