昨年の映画賞レースで注目を集めた女優、満島ひかり(24)。映画にドラマに引っ張りだこで、出演中の連ドラは、その名も「モテキ」(テレビ東京系、金曜深夜0時12分)。いま女優として“モテ期”まっただ中にいる。 「映画自体にものすごく興味があったわけでもないのに、スクリーンに映った自分を見て、今まで生きてきた謎が解けたような気がしたんです」 アイドルユニット「Folder」時代の12歳で出演したデビュー映画「モスラ2 海底の大決戦」をそう振り返る。女優が天職と気づいた瞬間だった。同時に「女優さんって言葉は嫌い。優れている女って書くの気持ち悪いじゃないですか」と、屈託がない。 祖父が仏系米国人のクオーター。エキゾチックな中に残るあどけなさは、スクリーンで一変する。特に、昨年の映画「愛のむきだし」(園子温監督)の女子高生役は強烈で、アクションや安藤サクラ(24)とのレズシーンなどに挑戦。各賞を総なめ