著者のいがらし奈波さん 先日、カリスマ的人気を誇るマンガ家の母を持つ、”二世マンガ家”が華々しくデビューした。『キャンディ・キャンディ』の作者・いがらしゆみこの長男であり、11月27日にデビュー作となるコミックエッセイ『わが輩は『男の娘』である!』(実業之日本社)を刊行した、いがらし奈波だ。しかしながら、彼には”二世”以上に大きな特徴がある。同書のタイトルにもある通り、彼は日常的にファッション感覚で女装やメイクを嗜み、一見、本物の女性かと見紛うような愛らしい外見を誇る、「男の娘(おとこのこ)」なのだ。そんなバイタリティー溢れる生き方をしている人、サイゾーウーマン的に見逃せない!……ということで、さっそくお話を伺ってみた。 ――奈波さんはチェックのスカートだったり、ニーソックスだったり、”萌え系”のアイテムを好んで着用されているように見受けられますが、どんな女性像を意識されているのでしょう?