◇No.831 12月の東京都渋谷区。道玄坂のライブハウスで、三つ編みに白い帽子とワンピース姿の少女3人が、約100人のファンの前で歌っていた。 ささやくような歌声「ウィスパーボイス」が売りの「Peach sugar snow(ピーチ シュガー スノー)」は山梨県を拠点に活動する3人組のご当…
◇No.831 12月の東京都渋谷区。道玄坂のライブハウスで、三つ編みに白い帽子とワンピース姿の少女3人が、約100人のファンの前で歌っていた。 ささやくような歌声「ウィスパーボイス」が売りの「Peach sugar snow(ピーチ シュガー スノー)」は山梨県を拠点に活動する3人組のご当…
社会学者・鈴木涼美さんインタビュー(後編) 夜の世界では30歳は「ババア」 元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語るアラサー女性の生き方 >>【前編はこちら】何を選択しても批判され、満たされない――元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語る、現代女性の生きづらさのワケ 30歳は「若い」ってだけで生まれる商品価値がボロボロと身体から剥がれてくる歳 ――31歳の鈴木さんにとって、アラサーとは何ですか? 鈴木涼美さん(以下、鈴木):30歳って、50代のおじさんとか学者からみると「若い」ってくくられるけど、私の中では10代は「子ども」っていうジャンル、20代は「若い女性」っていうジャンルで、30になると、「ババア」なんですよね、特に夜の世界にいると。女性の肉体的価値が暴落する歳で、だけど、「女が1番魅力的だよね」って言われる歳でもあって。 だから30歳になった時、絶望したわけではないけど、「若い」ってだけで
ホーム 何を選択しても批判され、満たされない――元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語る、現代女性の生きづらさのワケ 社会学者・鈴木涼美さんインタビュー(前編) 何を選択しても批判され、満たされない――元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語る、現代女性の生きづらさのワケ 昨年『AV女優の社会学』を出版し、その後、『週刊文春』に過去のAV女優の経歴をすっぱ抜かれることで多様な方面から次の論客として注目されている社会学者、鈴木涼美さんが2014年11月に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』を出版した。 さらに彼女は、以前ウートピでも取り上げた、性風俗産業に従事する女性のセカンドキャリアを支援する一般社団法人GrowAsPeopleの理事を務めている。ちょうどウートピ読者世代でもある31歳の鈴木涼美さんに、夜の世界の現状とアラサー女性の行く末についてお話を伺った。 足元を掬われやすい
田村ゆかりの通算25枚目となるシングル「あのね Love me Do」が完成した。バリエーションに富んだ4曲のオリジナルソングには、明るくキュートな“ゆかりん”とはまた違った等身大の表情も見え隠れする。2014年を締めくくる本作で彼女は何を伝えたかったのか。インタビューでその本質に迫った。 取材・文 / 臼杵成晃 ゆかりん(ゆかたん)の2014年 ──前回のインタビュー(参照:田村ゆかり「秘密の扉から会いにきて」インタビュー)で最後におっしゃっていたネガティブな発言が、ファンの間でけっこう波紋を呼んでいたようで。すごく心配されてる方が多かったみたいで。 えーっ! いつものことですよ。今日も同じようなことしか言えませんよ(笑)。 ──それを聞いたあとでは伺いにくいですけど……間もなく今年も終わりということで、2014年はどんな1年でしたか? 特に変わったこともない平凡な毎日を過ごしてました(
昔から、群れる女子グループが苦手だった。ここ数年続いてきたアイドル戦国時代においても、女性アイドル恐怖症は至極当然のことだった。しかしアイドル大国日本には、ジャニーズという男性アイドル事務所がある。彼らをテレビで楽しんで見ていられるだけで良かったのに。 わたしは育った環境によって、「音楽=芸術」「音楽=感情の想起スイッチ」という概念が長らく刷り込まれていた。しかしあるきっかけを経て、NEWSを通じ、アイドルソングという大衆向け優等生の音楽にもきちんと意味が存在することが心から理解できた。それはそこらへんの中学生やここにいるOLに、最大限の元気を与える応援歌になっているのだという事実が初めてわかった。芸術性の高い音楽だけに意味があるわけじゃないことを、身を持ってやっと納得できた。どこにでもいる少年や少女にとって、芸術性が高い曲で元気が出ないでいるよりは優等生の曲で元気が出るほうが、その一点に
この日は光の差すステンドグラスの映像が上映された「MARIA」、SUGIZO(G, Violin)がなめらかな手つきで情熱的にギターの弦を鳴らし、RYUICHIもシャウトで呼応した「Glowing」などアルバム「A WILL」の収録曲を中心にプレイされた。SUGIZOのバイオリン、INORAN(G)のアコースティックギター、そして真矢(Dr)のドラムによるセッションを経て披露された「TONIGHT」では、オーディエンスが爆発的な盛り上がりを見せる。INORANが観客の至近距離に走り寄ってギターを弾いたり、J(B)がマイクを通して咆哮したりと、この日の山場の1つが作り上げられた。 Jの扇情的なベースソロをはさんで始まった後半戦はさらに怒涛の展開に。「The End of the Dream」「TIME IS DEAD」といったアグレッシブなナンバーが続く。「ROSIER」では今月行われた埼玉
抽選で招待された300人であふれかえったこの日の表参道GROUNDにまず登場したのは、サポートバンド“しゅがぁず”の面々。トナカイに扮したエンドウ.(G / GEEKS)、同じくトナカイコスプレのカシムラトモヤ(B)、雪だるま姿の青木繁男(Key)、クリスマスツリー姿のICCHAN(Dr / ex. BACK-ON)がステージに現れ、大歓声が巻き起こる中、サンタルックで彼らを追いかけてきた佐藤は「『Merry しゅがり'mas?~クリスマしゅが今年もやって来る!~』始まるよ!」の声ととともに、パンキッシュにアレンジされた竹内まりや「すてきなホリデイ」、「サンタが街にやってくる」、松任谷由実「恋人がサンタクロース」という3曲のクリスマスメドレーを披露した。 直後しゅがぁずの面々が退場し、1人ステージに残った佐藤がオーディエンスの多くが着込んでいたイベントTシャツの背中に“クリスマスだけど ぼ
やはり被害者が続出してしまったようだ。今秋、話題になっていた韓国の女性人気アイドルグループT―ARA(ティアラ)のコンサートをめぐる前代未聞のトラブル。主催者がコンサートを告知し、チケットも販売しておきながら、会場は公演予定が入っていないという信じ難い事態が起きていた。チケット販売後に主催者は雲隠れ。泣き寝入りする被害者は後を絶たない。 T―ARAの日本ツアー「T―ARA 2014 TOUR in JAPAN」が発表されたのは8月のこと。11月26、27日に東京ドームシティホール、12月1日にグランキューブ大阪、12月4日に福岡サンパレスホテル&ホールという日程で、チケットも販売された。 ところが9月になると事態は急展開する。4月に解散した日本の旧ファンクラブの運営会社が、6月から止まっていたホームページ(HP)を約3か月ぶりに更新。ツアーには一切関与していないとした上で「該当公演は実
DIR EN GREY 『ARCHE』 2014年12月10日発売 日本が世界に誇ると言ってもいいレベルの大傑作だということをまず言っておく。 そして、DIR EN GREYのディスコグラフィーの中で大変化作として位置づけられるアルバムでもある。 また、DIR EN GREYの原点、ロックの原点に立ち返ったアルバムでもある。 そしてまた、DIR EN GREYをまだ聴いたことのない人たち、あるいは昔は聴いていて離れていった人たちの真正面に立ちはだかる大きな間口を持ったアルバムでもある。 もうひとつ加えるならば、メンバー自身が自分たちの表現衝動をもう一度新たに掴み直し、DIR EN GREYというバンドと向き合う姿勢を新たにしたアルバムでもある。 そうした多くの意味が重なり合い、そしてそれがすべての曲・音・歌詞に注ぎ込まれた、濃密で超強力なアルバムである。 アルバム1曲目“Un deux”か
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く