【書評】『柄谷行人講演集成 1995-2015 思想的地震』/柄谷行人・著/ちくま学芸文庫/1000円+税 【評者】大塚英志(まんが原作者) ぼくが「まんがの描き方」を教える旅を始めたのはアジアとの「領土問題」がきな臭くなり始めた頃だ。2012年の秋、中国で反日デモの嵐が吹き荒れた直後、日本人の姿が消えた北京にいた。その時、中国の友人が「今、北京にいる日本人は柄谷行人と大塚だけだよ」と笑った。日本文学の講義を北京の大学でしていたらしい。 ぼくも柄谷も狙ってそのタイミングでというのではなく、偶然、そうなって、しかしぼくが北京行きを辞退しなかったように、彼もその必要を感じなかったのだろうとは思う。ぼくはむしろその偶然に感謝し、「描き方」という「方法」を携えて文化と文化、国家と国家を「越える」ことは案外と悪いことではない、と思った。そして初めて柄谷の言う「トランスクリティーク」が実感できた。 柄
「トモダチコレクティブ」特別対談 <ユナイト×少女-ロリヰタ-23区> 対談メンバー:椎名未緒、リョヲ丞 ■自分のバンド人生で初めて「抜かれた」と感じたバンドのリーダーなんですよ、未緒くんは。(リョヲ丞) ――「トモダチコレクティブ」、最後の出演者として少女-ロリヰタ-23区が発表されました。 椎名未緒(以下・未緒):無理を言って出ていただきました。 リョヲ丞:いやいや! 未緒:俺、最初は声をかけても出てもらえないと思ってたんですよ。復活直後のタイミングだし、スケジュール的に厳しいだろうなって。でもせっかく「トモダチ」って名前がついてるから、出て欲しかったし、声かけたの。 リョヲ丞:バンド的にも「今の自分達を見てもらおう、攻めの姿勢でやろう」という方針で固まっていたときに、このイベントの話が来て、「満場一致でやりましょう」と。今回が復活後初のイベント出演なんです。 ――おふたりはもともと付
編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。 第157回となる今回は、「アイドルマスターシンデレラガールズ」の乙倉悠貴役、「てーきゅう」の田中きなこ役などを演じる中島由貴さん ――2014年の「国民的声優グランプリ」では、応募者3000人の中から見事グランプリを受賞して声優に。もともと子役で活躍していましたが、声優になりたいと思ったきっかけは? 中島:もともと友だちの影響でアニメが好きになり、「コミック アース・スター」で連載中の「てーきゅう」を知っていましたから、よーしやってみるか!と。オーディションのアフレコでは、「ヤマノススメ」のキャラクターを演じました。オーディションを知ったきっかけは、お母さんです。 ――お母さんにすすめら
NoGoDとheidi.それぞれ10年以上ヴィジュアル系シーンの第一線で活動しているバンドです。 そのフロントマンである団長さんと義彦さんは、実は専門学校の同級生。出会ってから15年以上の仲なんだそうです。 その時その時でお互いを意識していたというふたり、一体どんなトークが飛び出すのでしょうか――? ――今回はNoGoDの団長さんとheidi.の義彦さんをお迎えした「同級生対談」なのですが、団長さんはまだメイク中ですね。 読者の方に説明をいたしますと、現在、額にESPのロゴを描いている真っ最中です。 団長:俺たちESP(ESPミュージカルアカデミー)の同級生だから(笑)。 義彦: めっちゃ(ロゴを)きれいに書いてる、うまいねえ。 団長:もう慣れたもんですよ。 ――ちなみに義彦さんと団長さんの出会いは、専門学校に入学した時ですか? 義彦:そうです。たしか16クラスくらいあって、その中で同じク
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