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ブックマーク / ji-sedai.jp (5)

  • 第4回:「停滞する今」のことを考えていたのではないが、考えていたことにする7月 - 平成30年論 | ジセダイ

    月一回の掲載と言いながら、しばらく滞っていたのは、何かを考えていたのではなく、そういうことが書いてあるとわかっていながら、泥沼であることはわかっているので遠ざけていた、戦時下の陸軍と東宝の映画資料にとうとう手を出して、案の定、深みにはまってしまったからだ。次から次へと調べることが出て来る。まあ、楽しいったらありゃしない。資料の落札で、100万近く久々に使ったし。 資料というのは、戦時下上海で東宝が陸軍の指示で行った文化工作の詳細を、お金の動きまで記録した東宝上層部への報告書を含む戦時下東宝の内部資料だ。それを補完する資料を手に入れて、「体」を持っている持ち主とセットにして資料の全体像が復元できた。この映画会社が当に国策工作機関だったのだと生々しく伝わってくる。 工作の内容はえげつないというか、上海に侵攻した陸軍が偽装中国映画を、東宝を介して制作させた記録だ。公開すると、中国映画として製

    第4回:「停滞する今」のことを考えていたのではないが、考えていたことにする7月 - 平成30年論 | ジセダイ
    Imamu
    Imamu 2018/08/18
    「山口昌男の『「敗者」の精神史』サブカル版でも」「「若者」の自己像が「敗者」から「被害者」に変わったのかも」「本当は、いまの人は皆「被害者」という立ち位置を好むという話でなく、常に「観戦者」である」
  • 第2回:まるで『一九八四年』のようだと月並に思い、そして、吐き気さえしてきた2月 - 平成30年論 | ジセダイ

    【1】「工作員」はAIにとって代わられる職業リストにあるか 2月に起きた、あるいは、この原稿を書いている3月7日の時点で、進行中の出来事を思い出してみる。 2月11日には、三浦瑠麗がTVのワイドショーで以下のような「テロリスト分子」発言を行ったという。 「実際に戦争が始まったら、テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルと言われて、もう指導者が死んだっていうのがわかったら、もう一切外部との連絡を断って都市で動き始める、スリーパーセルっていうのが活動すると言われているんですよ」「テロリスト分子がいるわけですよ。それがソウルでも、東京でも、もちろん大阪でも。今ちょっと大阪ヤバいって言われていて」 (大山 くまお「"工作員妄想"と批判された三浦瑠麗氏『大阪やばい』発言の情報源」 http://bunshun.jp/articles/-/6259) 「スリーパーセル」というのは、ラノベ

    第2回:まるで『一九八四年』のようだと月並に思い、そして、吐き気さえしてきた2月 - 平成30年論 | ジセダイ
  • 第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ

    「平成」の最後の一年を記録しておくエッセイを考えていた矢先、西部邁が自死した。去年、ぼくのほうが論壇を遠く離れて久しいが、彼の主宰する雑誌の座談会に突然呼ばれ、久しぶりに少しだけ話した。「こんな身体になってしまった」と手袋をはめた手を差し出す姿は弱々しかったが、それでも座談会では冗舌だった。「近代」というものをどこまでも懐疑する西部と、「近代」を断念するべきではないと考えるぼくの立場は一致するはずもないが、互いの話はおだやかにすれ違った。 それから少しして西部から新著『保守の真髄』が送られてきて、あとがきに自死を考えていたとしか思えないくだりがあったので、あわてて、「自死など考えずにだらだらと書き続けるべきだ」という一文を含む書評を書いた。掲載は先だというので、ひどくのんびり出て来たゲラを昔の教え子に運営してもらっている事務所のツイッターに載せておいたのが1月11日だ。世間の人のそれより2

    第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ
  • 『「おたく」の精神史』カバーイラストの作者・早坂未紀さんのご連絡先を探しています - エディターズダイアリー | ジセダイ

    星海社新書3月新刊、大塚英志さんの『「おたく」の精神史――一九八〇年代論』が、3月24日(木)に発売となりました。 2004年に講談社現代新書として、2007年に朝日文庫として刊行されてきた名著に、書き下ろしの序章〈見えない文化大革命――外国の人たちによせて〉、終章〈二〇一五年の「おたく」論――『黒子のバスケ』事件と「オタクエコシステム」における「疎外」の形式〉計2万7000字を付した、待望の復刊です。 今回の星海社新書版では、新書としては珍しく(星海社新書としても初の試みです)、フルカラーイラストをカバーに配した装いとなっています。 この、白地にとてもよく映えるすばらしいイラストは、80年代に活躍されたまんが家・早坂未紀さんの「萌」という作品です。 イラストを使用させていただくことになった顛末を、書の「星海社新書版・あとがき」から、少し長くなりますが引用します。 さて、表紙に早坂未紀

    『「おたく」の精神史』カバーイラストの作者・早坂未紀さんのご連絡先を探しています - エディターズダイアリー | ジセダイ
    Imamu
    Imamu 2016/03/26
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  • 「家族が納得できる娯楽」としてのゲーム 『妖怪ウォッチ』成功の理由に迫る - ジセダイ総研 | ジセダイ

    ゲームを皮切りに、社会現象となっている「妖怪ウォッチ」。 「妖怪ウォッチ」は、なぜ社会現象になったのか? そこには、開発者側の緻密な計算があった。 「ポケモン」以来の「集めゲー」の伝統を受け継ぎつつ、「日常との地続き感」をより一層強化したものとなっている。また、ゲーム内に社会道徳の要素を盛り込むことで、親にとっても受け容れやすいものとなっているのだ。 「ゲームPTAの敵」と長らく言われてきた。「妖怪ウォッチ」は、ゲームとしての面白さを追求しつつ、「家族が納得できる娯楽」をつくりあげることで、同時にその壁も乗り越えたのだ。 発売一ヶ月で200万を突破 「妖怪ウォッチ」が話題である。 これはニンテンドー3DS用のゲームで、2013年にレベルファイブから発売された。以後、子供たちを中心にじわじわと支持を伸ばし、気付いてみれば関連グッズが品薄で全く手に入らなくなるほどの大ブームとなっていた。

    「家族が納得できる娯楽」としてのゲーム 『妖怪ウォッチ』成功の理由に迫る - ジセダイ総研 | ジセダイ
    Imamu
    Imamu 2014/08/28
    「現実とゲームのリンク」「日常生活と地続きの「集めゲー」」
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