「位置情報に表現を与える」というコピーを冠し、手描きのイラスト地図や古地図に位置情報を表示させて楽しめるサービスがStroly(ストローリー)だ。このサービスは、正確な縮尺や方位に沿わない自由な表現の地図に対して緯度経度情報をリンクさせるというアイデアに裏付けられている。海外の展示会では「クレイジー」とも評されるサービスのきっかけから現在、そしてビジネスモデルなどを代表取締役社長の高橋真知氏に訊いた。 ご当地アプリの経験からプラットフォームサービスへ 「Strolyの名称は、散歩するという意味の『ストロール(Stroll)』とストーリーのかけ合わせ。我々はかつてさまざまな自治体に対してご当地アプリの地図サービスを手掛けていたが、ダウンロードしてもらうには特定地域での強いPRがないと難しい。そのためStroly.comはダウンロード不要で、ウェブ上にあるイラストマップに位置情報を表示させなが