一度入ると抜け出せないという危険な“沼”。そんな沼がガジェット界にも存在しているのはご存じだろうか。カメラ沼、レンズ沼、マイク沼——。なかでも筆者が足を踏み込んでしまったのが、「キーボード沼」だ。 前回はより深い沼へと誘うおすすめメーカーとオンラインショップについて紹介してきた。連載最終回となる今回は、既存のキーボードを自分好みにカスタマイズする課程を紹介しよう。 カスタマイズの行程は、キーキャップを変えて見た目をがらりと変えたり、キースイッチを換装して好みの打鍵を手に入れたりとさまざま。その中でも「ルブ」という行程にフォーカスを置いて紹介してみる。 キースイッチの感触をなめらかにする「ルブ」 ルブとは英語のLubeと同様で、「油を注す」という意味を表している。キーボードにおけるルブとは、キースイッチ部分に潤滑剤を塗るという意味。ルブをすることでキースイッチが押し込まれた際の摩擦を抑え、な
![キーボードを分解し、一つひとつに油を注す“儀式”……キーボード沼の通過儀礼“ルブ”とは何なのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/60aeba52a043522ecbb9e7d35bb42dafc8a95ef6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frealsound.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F06%2F20220607-keyboard99.jpg)