インコは今や、米カリフォルニア州ロサンゼルス郡でおなじみの鳥だ。ペットのインコが逃げ出し、個体数が増加した可能性が高い。(PHOTOGRAPH BY CHON KIT LEONG / ALAMY) 米カリフォルニア州のテンプルシティは、元日に米大学フットボールの「ローズボウル」が開催されるパサデナの東に位置する気取らない街だ。密に開発されたロサンゼルス郡の都市らしく、交通量の多い大通りとショッピングモール、住宅街がある。そして、人やペットだけでなく、意外な鳥の群れが暮らしている。 夕暮れどきになると、野生のインコが大群、単独、つがいで四方八方からやって来て、けたたましく鳴きながら頭上を旋回し、それぞれのねぐらに帰っていく。色鮮やかな鳥たちが樹木や電線、携帯電話の基地局に降り立つ風景は壮観だが、その存在を際立たせているのはむしろ大きな鳴き声だ。(参考記事:「森を追われたインコ、ブラジルの都会
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