鳩山由紀夫総理大臣が2006年および2005年に情報処理学会の「情報処理」誌に寄稿した原稿が9月18日、PDFで公開されました。 コラム 日本のIT事情「ITと選挙」2006年 コラム 日本のIT事情「ライブドア問題に見るメディアの将来」2005年 理系の総理は初めてだと一部では話題になっていますが、どちらの原稿も特に理系を感じさせるようなものではありません。ただ、理系の学会誌にコラムを書いた政治家は確かに少ないでしょう。製造業は日本を代表する産業のひとつでありながら、産業を育成するような政策を立案し、実現していたのは多くが官僚であって、政治家ではありませんでした。YS-11の開発も、メインフレームやDRAMの共同開発も、関係者と官僚の立案)。それは実力を持った理系の政治家が少なかったからかもしれません。そう考えると、鳩山総理の提唱するCO2の90年比25%削減は、政治家による初めての本格