よく可視化とか言われるけど、可視化は同時に不可視化でもあるってことに気づいてないんでしょうね。 何かを見えるようにするってことは何かを隠すってことですよ。 要素が多くてわかりにくいものは、一部を隠すことでユーザビリティが高まることがある。 おんなじことが『デザイニング・インターフェース』とかにも書いてあるので、読んでください。 あひるとうさぎよく本に出てくるうさぎとあひるが図と地の関係になった絵を思い出してみてください。 うさぎを可視化するには、あひるを不可視化しなくてはならないし、その逆にあひるを可視化するには、うさぎを不可視化しなくてはなりません。 人の情報の認知ってそういう風にできている。境界線を描き、内か外のいずれかを不可視化することで、もう一方を可視化=認知可能にするんです。 わかるということにおいて文脈が大事なのはまさにそれ。 理解するためのスキームが背景としてあって、はじめて