家族は医者の勧めでリオデジャネイロに引っ越した。だが、私はなかなか回復せず、母は「もっと環境のいい所で療養を」と父に訴えた。父も反対しなかった。話し合った結果、母と姉、私はレバノンに移り、仕事のある父はブラジルに残ることになった。私たちは父や親戚に会いにしばしばリオに帰った。幼少期に私が住んだレバノンのベイルートはアラブ諸国では珍しく男女平等の精神が当然のように行き渡っていた。多様な宗教が同
8月から始まるリオ五輪・パラリンピックまで3か月あまり。経済状況の悪化やジカ熱、治安の悪さなど開催に向けては、いまだ多くの課題が残っている。しかし、ブラジル国内で最も懸念されているのは、政治の混乱だ。ルセフ大統領は弾劾の瀬戸際、五輪を担当するスポーツ大臣も急きょ交代した。ブラジルは今、どんな状況なのか。ブラジルの邦字紙「ニッケイ新聞」の深沢正雪編集長に寄稿してもらった。 誰も知らないスポーツ大臣 現在(4月17日時点)、リオ五輪・パラリンピックの担当責任者であるスポーツ大臣が誰か、知っている人はどれだけいるだろうか? ブラジル人記者でも答えられる者は少ないに違いない。リカルド・レイゼルは、ルセフ大統領率いる労働者党(PT)と連立与党を組むブラジル共産党所属の44歳。連邦下院議員の経験もなく、いきなり閣僚に就任した。それでリオ五輪だ。 前任のジョルジ・イルトン(下院議員3期)にしても、その前
【リオデジャネイロ=浜砂雅一】2011年の国内総生産(GDP)で、新興国ブラジルが英国を抜き、世界6位の経済大国になる見通しとなった。 英BBC放送などが26日、英民間調査機関CEBRの分析として報じた。ブラジルは20年までに、GDPで独仏も追い越す見通しだという。 ブラジルのマンテガ財務相は26日、「ブラジルの成長ペースが他の経済大国を上回る傾向は当分続く」とする談話を発表し、さらなる経済発展に自信を見せた。
[レポート] ”アジャイル開発先進国”ブラジルからのレポート 株式会社オージス総研 グローバルビジネス推進部 細谷竜一 オージス総研グローバルビジネス推進部の細谷です。 Agile Brazil 2011に参加するため、ブラジルへ行ってきました。 個人的な話になりますが、ブラジルへ行くのはこれが二度目です。 一度目は 1983 年、小学生のころ、親の出張について行ったのです。 その時の強烈な印象は、とにかく英語が一切通じない国だということでした。 「ウォーター」といってもだめで、「アグア」と言わないといけません。 「オレンジジュース」もだめで、「スーコ・ジ・ラランジャ」と言います。 すべてがそんな具合で、当時現地の案内人を務めてくださった日系人の通訳のかたがどれだけ頼もしく思えたことか・・・。 そういう印象があったため、今回は事前に数の数え方から、簡単なフレーズは有る程度ブラジル・ポルトガ
政府特使としてブラジル大統領就任式に出席した麻生太郎元首相が2日、産経新聞のインタビューに応じた。一問一答は次の通り。(ブラジリア 松尾理也) −−新大統領の印象は 「ルセフ大統領は以前から知っているが、優秀な行政官から政治家に急激に変化・成長しつつあるという印象だ。女性政治家として、後世に名を残す存在になるかもしれない」 −−ブラジルの勢いをどうみる 「世界の主要国として確固たる地位を占めたという自信が感じられる。民主主義国家でありながら、貧富の差を縮めることに成功したのは、驚くべき業績だ」 −−日本とブラジルの関係はどうあるべきか 「BRICsの中で、日本は中国に目を向けすぎているきらいがある。ブラジルは親日で、かつ資源を持っている国。日本はもっと目を向けて当然だ」
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