現在のオーストラリア、ライトニング・リッジの近くにあった湖の岸辺をフォストリアの群れが歩く姿を描いた復元図。(ILLUSTRATION BY JAMES KUETHER) オーストラリアで発見された色鮮やかな化石が新種の植物食恐竜であると判明、6月3日付けで古生物学の専門誌「Journal of Vertebrate Paleontology」に論文が発表された。 化石は宝石の「オパール化」しており、しかも4頭の骨が含まれているという。オーストラリアで恐竜の群れの化石が見つかったのは初めてで、しかも、オパール化した化石としてはもっとも多くの部位がそろっているという。(参考記事:「前代未聞、宝石の中に古代の虫化石、琥珀ではない」) イグアノドンに似ている 100個あまりの骨は青みがかったグレーで、ときおり宝石のようにきらめく。化石が見つかったのは、シドニーから700キロほど北西にあるライトニ