22日投開票の衆院選の情勢を伝える一部のメディアが目に余る偏向報道を繰り広げている。野党への投票を呼びかけるかのような発言を放任したかと思えば、民間の学校法人をめぐる言いがかりのような「疑惑」だけをことさら争点として取り上げる。与党の優勢が伝えられると、選挙制度が「民意」を反映していないとこじつけのような論理を展開する。放送法が定めた「政治的公平性」を忘却したかのような姿勢に、メディアのあり方を問う声が上がっている。 与党優勢は「民意」を反映していない? 「果たして民意を表しているかというと大いに疑問で、選挙制度のあり方を含めて悩ましいところ」 与党優勢の情勢を報じた17日朝のテレ朝系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」。コメンテーターとして出演したジャーナリストの青木理(おさむ)氏は現行の選挙制度を批判した。 番組では、産経新聞が同日付朝刊に掲載した産経・FNN(フジニュースネットワーク