コンピューターウイルスの機能を持たせた不正アプリでスマートフォン(多機能携帯電話)の電話帳データなどを抜き取ったなどとして、京都府警サイバー犯罪対策課と山科署が、不正指令電磁的記録(ウイルス)作成や同供用などの疑いで、大分県の出会い系サイト運営会社元会長や、東京都のIT関連会社元社長ら6人を逮捕したことが25日、捜査関係者への取材で分かった。男らが不正入手した個人情報は延べ約6億5千万件に上る疑いがあるという。 捜査関係者によると、男らは、アプリを使ってメールアドレスや電話番号などのデータを抜き取ったり、不正なプログラムを悪用する手口で個人情報を集めていた。 府警は、男らが入手したアドレスを悪用して出会い系サイトに勧誘するメールを送りつけていたとみている。出会い系サイトの運営による売り上げは2007年以降で約8億4千万円に上るという。 捜査関係者の説明では、男らは昨年7月、スマホの個