『サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠』という本を読みました。 著者はフィナンシャル・タイムズ紙アメリカ版編集長であるジリアン・テット氏。本の帯に写っている方がそうです。 組織に蔓延る新しい形の腐敗を描いた一冊(正確には腐敗といってしまうと語弊があるかもしれませんが)。 高度に複雑化した社会に対応するため、大企業をはじめ様々な組織が専門家たちの「サイロ(窓がなく周囲が見えない状態)」になり、変化に対応できなくなっていると著者は言います。 本書ではサイロが組織におよぼす悪影響「サイロ・エフェクト」について、いくつかの実例をもとに、多面的に取り上げられていました。 ニューヨーク市庁 ソニー UBS銀行 シカゴ警察 クリーブランド・クリニック(アメリカの医療機関) フェイスブック 途中、金融関係の話は複雑で眠気を催したりもしましたが、警察や病院組織については海外ドラマの影響もあって、受け入れは
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