はじめに 人間は誰しも間違いを犯します。 「恥ずかしい間違いはすぐに修正してなかったことにしたい」と考えるのは当然の心理です。 幸いなことに、プログラム中のささいなtypoであれば、ささっと修正してコミットすれば、あたかも何もなかったかのように過去の間違いをかき消すことができます。 が! Railsアプリケーションの場合、migrationファイルだけは安易に修正してはいけません。 この記事ではその理由と、正しい修正の手順を紹介します。 問題が起きるシナリオ:花子さんはdb:migrateできない あるブログシステムにはUserテーブルがあります。 太郎さんはここに生年月日を保存するカラムを追加しました。 class AddBarthdayToUsers < ActiveRecord::Migration def change add_column :users, :barthday, :