岡崎市立中央図書館は2011年2月25日、同図書館のWeb蔵書検索システムが2010年春にダウンした事件に関して、クローラー(情報自動収集プログラム)を使って同システムを利用していた中川圭右氏に非は無かったとする声明を発表した。同図書館は声明文で、閲覧障害の原因が三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)にあることや、中川氏の名誉回復を願っていることなどを述べている。 岡崎市立中央図書館のWeb蔵書検索システムは、2010年3月から4月にかけて何度かダウンした。同図書館が警察に被害届を提出したことから、クローラーを使って同システムにアクセスした中川氏が5月25日、業務妨害の疑いで逮捕された。最終的には不起訴となったが、犯罪がなかったことを示す「嫌疑なし」ではなく、容疑者が反省したことを検察が考慮したことによる「起訴猶予処分」だった。 この問題に関して岡崎市立中央図書館は今回、「事案発
ネットの裏市場では、盗み取られたメールのパスワードがたったの1ドルで販売されていた。メールが悪用されるとサイバー攻撃の足場として使われるなど、ネット犯罪の増加が懸念される。(テクニカルライター・三上洋) アカウントの裏市場価格は1ドルから ネット裏市場で販売されている商品のランキング。3位にメールアカウントが入っている(シマンテック インターネットセキュリティ脅威レポート2009年) セキュリティー対策大手・シマンテックが、「インターネットセキュリティ脅威レポート」という年次報告書を発表した。それによるとインターネットの裏市場での個人情報、企業情報の売買が活発化している。裏市場で最も多く取引されているのはクレジットカード情報で、1件当たり0.85ドルから30ドル(80円から2820円)前後。それに次いでオンラインバンキングのアカウント、メールのアカウントが続いている。 メールのアカウン
リージョナルトレンドラボでは、毎日たくさんのマルウェアの解析を行なっています。そのほとんどは自動解析システムにより人手を介さずに行われていますが、より詳細な動作を知る必要がある場合や深い分析が必要な場合は、解析エンジニアがリバースエンジニアリング的な手法を用いて解析しています。そして解析していると、エンジニアは人間ですから主観的に「面白い」と感じる瞬間があります。「面白い」と感じる対象は様々です。不正プログラムの動作、プログラムの作られ方、潜んでいるメッセージなどなど・・・。そこで本ブログのこのシリーズでは、日本のリージョナルトレンドラボで日々解析している中でエンジニアが「面白い」と感じた内容について、その内容が重大であるかどうかに関係なくご紹介していきます。「マルウェア解析」という一見難しそうに思えるものが少しでも身近に感じられ、マルウェアに対する注意が向上する一助になれば幸いです。 ■
■ 単純所持刑罰化ならウイルス罪を同時施行しないとセキュリティバランスが悪化する 私は、著作権のあり方に関心がないのにWinnyの問題について意見を述べてきた。これは、著作権が情報セキュリティに影響を及ぼしていたからだった。著作権法による規制の強化が、制御不能な流通システムを誕生させ、人々に維持し続けさせ、その結果、漏洩情報の拡散も抑制不能になるという情報セキュリティ上の深刻な問題を引き起した。(関連記事1、関連記事2) このところ、児童ポルノの単純所持の刑罰化や、青少年に対するコンテンツ規制の法制化の機運が高まっているようだ。私は、それらの是非については専門外であり、とくに意見を持ち合わせていない。しかし、それらが情報セキュリティに及ぼす影響について関心を持っている。 児童ポルノ、所持だけで懲役1年以下・与党PT , 日本経済新聞, 2008年5月2日 児童ポルノ:所持は1年以下の懲役ま
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