海外サーバーを利用した「アダルト広告宣伝サイト」にわいせつな画像を掲載したとして、警視庁や愛知、大阪、福岡など18都道府県警は25日夜、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑で33~65歳のサイト管理者の男13人を逮捕し、自宅や車など66カ所を捜索した。警察庁が26日、発表した。 アダルト広告宣伝サイトはアダルトサイトのバナー広告を掲載するサイトで、管理者は閲覧者を増やすためにわいせつな画像を貼る。摘発を逃れるため、匿名性が高い海外サーバーを利用するのが一般的だ。 警察庁は産官学の連携で昨年9月にできた日本サイバー犯罪対策センター(JC3)と初めて協力。今年6月以降、茨城県警を中心に特殊なソフトを使い、そうしたサイトを洗い出し、管理者を調べてきた。逮捕された管理者の中には「海外サーバーを使えば摘発されないと思った」と供述している者がいるという。 警察庁は摘発した管理者にサイトの閉鎖を求める一方