「仕事に関係のないサイトをみている」。こんな通報から発覚したのは、前代未聞のロングラン・サーフィンだった。大阪府立支援学校に勤務する50代の主査級男性事務職員が、9月20日付で停職3カ月の処分を受け依願退職した。個人に割り当てられた公務用パソコンで、インターネットのアダルトサイトなど、仕事に関係のないネットサーフィンをしていたのが処分の理由だ。閲覧期間は7年間で推計727時間。府のネットワークはアダルトサイトを含む、仕事と無関係なサイト閲覧をブロックする「フィルタリング」がかかっているが、この職員は今回、「抜け穴」があることも明らかにしてしまった。