台湾・台南市内で26日、日本人女性が運行中のバス運転手を殴る蹴るなどして暴行を加えた。通報を受けて駆けつけた警察官が女性に謝罪するよう促したが応じなかったので、警察署に連行した。運転士が同女性を傷害罪で告訴し、警察は受理した。台湾では、同女性に対する強い非難の声が出た。警察は、「衝突が発生したのは、言葉が通じなかったから」と、女性をかばうとも解釈できる考えを示した。さらに、「“上層部”が運転士に告訴取り下げの圧力をかけた」と伝えられると、改めて不満を示す声がでた。 事件が発生したのは26日午後4時ごろ。台南市を運行するバス車内で、日本人女性が次の停留所での下車を求めるボタンを押した。しばらくして、女性が突然運転席のそばに駆け寄り、日本語で何か叫びながら料金入れのボックスをなぐるなどしはじめた。 運転士は日本語が分からなかった。女性は運転席のそばで紙を取り出し、漢字を書いて運転士に示した。運