[メキシコ市 6日 ロイター] メキシコ当局は、南東部ベラクルス州でツイッターやフェイスブックなどの交流サイト(SNS)を通じて虚偽の情報を流し、住民をパニックに陥れたとして、数学教師(48)とラジオ番組司会者(57)の2人を無差別攻撃の容疑で逮捕した。 有罪となった場合、2人は最高で禁錮30年を科される可能性がある。被告弁護人のフィデル・オルドネス氏は、今回の逮捕は国連が定めた人権憲章に違反していると主張。表現の自由は保障されるべきであり、「2人が釈放されると確信している」と述べた。 この数学教師はツイッター上に8月25日、銃で武装したグループが小学校を襲い、「子ども5人を誘拐した」と書き込んだ。警察によると、ラジオ番組の司会者も同様の内容のメッセージをフェイスブックに掲載し、パニックに陥った保護者らが子どもを救おうとし、大混乱が起きたという。 オルドネス氏によると、学校の近くで燃える車