仕事で成果を挙げるためには、仕事に臨む「モチベーション」も重要な要素のひとつだと考えられています。しかし、その考えを真っ向から否定するのは、数多くの企業を支援している経営コンサルタントの横山信弘(よこやま・のぶひろ)さん。「仕事をするためにモチベーションなど必要ない」と横山さんは言いきります。その言葉が意味するものとは、どんなことでしょうか。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 「モチベーション」を連発する人は、仕事ができない みなさんのまわりに、やたらとビジネスシーンにおける「流行り言葉」を使っている人はいませんか? いまなら、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や「エンゲージメント(深い関係性・愛社精神)」「心理的安全性」などがそれにあたるでしょうか。 以前と比べて特に若い人のあいだでは使われることが減ってきたように私は感じていますが、「モチベーション」なんて言葉はその最たるもの