私の頭の中に、原始人が住んでいる。毛皮を腰に巻いている。石器を持って走りまわっている。ステレオタイプの原始人である。陽気にウホウホ言っている。これが脳内にいる。 そしてたまに、原始人目線で自分の生活を見ておどろく。あまりにも不自然だからだ。一日じゅう、椅子に座っている。獲物を追いかけたりしていない。肉はスーパーで入手する。石器のかわりにスマホを持っている。これが現代人の暮らしなのか。 私が文筆業であることも大きい。毎日ひたすらパソコンに向かっている。仕事の後は身体がコチコチになっている。なんという生活だと自分でも思う。人間の肉体そのものは、原始時代と大して変わっていないはずだ。そう考えると、そもそも人間の身体は長時間椅子に座ることに向いてないんじゃないか。 健康グッズを使ってみる こうした問題を解消するため、世の中にはさまざまな健康グッズがある。座り仕事の負担を軽減させるための道具だ。われ