砂糖玉にある種の物質を薄め含ませて病気を治すとされる民間療法「ホメオパシー」の普及団体「日本ホメオパシー医学協会」の関連会社「ホメオパシージャパン」(東京都)に、東京都が同社の広告に誇大表記があるとして、東京都が薬事法に基づく立ち入り調査をしていたことが8日分かった。 都によると、同社は同社が販売する砂糖玉「レメディー」が食品であるにもかかわらず、広告に皮膚病など特定の病気への効能をうたう表記を載せていたという。 広告への苦情が厚生労働省に寄せられたため、都が8月6日、治験など経ずに医薬品あるかのように記載する「効能書き」を禁止している薬事法に基づいて同社に立ち入り調査を実施。広告の表記を改めるよう改善するよう指導を行った。 都によると、平成15年にも同社に立ち入り調査を行い、同様の指導を行ったという。 ホメオパシー療法をめぐっては、日本学術会議の金沢一郎会長が先月、その治療効果について「