現代物理学の基本とされる「不確定性原理」が成り立たない場合があるとした新理論「小澤の不等式」について、東北大と名古屋大の研究グループが新たな測定法による実験で検証に成功した。盗聴を防ぐ量子暗号通信や宇宙観測などへの応用が期待される。小澤の不等式を2003年に提唱した名古屋大の小澤正直教授と東北大の枝松圭一教授らによる研究成果で、米物理学会誌「フィジカル・レビュー・レ
現代物理学の基本とされる「不確定性原理」が成り立たない場合があるとした新理論「小澤の不等式」について、東北大と名古屋大の研究グループが新たな測定法による実験で検証に成功した。盗聴を防ぐ量子暗号通信や宇宙観測などへの応用が期待される。小澤の不等式を2003年に提唱した名古屋大の小澤正直教授と東北大の枝松圭一教授らによる研究成果で、米物理学会誌「フィジカル・レビュー・レ
日経サイエンス 記事ダウンロード 編集部のお薦め Information 話題ごとに「それが知りたいならば,ぜひこれを」と編集部がお薦めする記事をピックアップしました。 1月号の特集「量子世界の弱値」の巻頭に掲載した「『光子の裁判』再び 波乃光子は本当に無罪か」について,実は著者の細谷曉夫先生から頂いた原稿は2つありました。普通の文章で書かれた原稿と,その元になった,計算過程を数式で表した原稿です。 今回の特集を作らせて頂く際,先生とは何度となく議論しました。特に問題になったのは,どんな方法で「弱値」の概念を説明するかということでした。量子力学自体,それほど読者の方に知られているわけではありません。まして弱値となると,知っている人はほとんどいません。この話を説明するのによく使われる道具立てはどれも一般読者には想像しにくく,イメージして頂くのが容易ではないと思われました。 あれこれ検討を重ね
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