日本共産党が党財政の支柱である日刊機関紙「しんぶん赤旗」の月間購読料を、9月1日から500円の値上げに踏み切り3400円とした。このデフレ時代に一気に20%近くも値上げするとは何とも大胆な「挑戦」だが、党内からは「このご時世に自殺行為だ」という悲鳴も聞こえてくる。ただでさえ加速していた「読者離れ」を抑えることができているのか。同党広報部は「購読者は純増している」と胸を張るが、その実態は…。「値上げショック」 共産党指導部が「赤旗」の値上げを打ち出したのは電撃的だった。 7月4日の第3回中央委員会総会(3中総)で「日刊紙が大きな経営的困難を抱え、発行を続けることが危うくなっている」と公表し、志位和夫委員長が「危機打開のため500円値上げという措置に理解と協力を」と訴えた。読者には5日付の赤旗紙面で伝えられた。ふだん共産党の記事はあまり掲載しない全国紙の一部もこのニュースは取り上げ、ネットでも