今までも何度もちょこちょこと注意喚起してきましたが、ウェブ上で検索できる文献目録の弱みというのは、最初のデータ入力が間違っていたらその論文や著作は検出できなくなるということです。せっかくの学問リソースが手に入らないわけですから、これによる損失は計り知れない。 「楊雄」とか*1 *2 「随書」とか「元享釈書」等々多くの物を見てきましたが、とにかく非常に多いのは、「日本書記」です。 (クリックで拡大)画像はCiNiiのものですが、日本文学のプロであるはずの国文研のデータベースでも誤りが多いので、この際一気に直した方が良いのではないかと思います。もちろん、多くの人は自衛策として「日本書紀」「日本書記」の両方でチェックしているはずなのですが・・・。 (余談ですが、「日本記」の場合は誤りでないこともあるので、注意してください。参考: CiNii 論文 - 翻刻 名古屋市蓬左文庫蔵「幸若音曲本」(六