中国共産党の機関紙「人民日報」が1953年に、釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)は沖縄県に属すと報じていたことについて、中国網日本語版(チャイナネット)は9日、「有効な根拠ではない」と論じた。以下は同記事より。 人民日報の記事を引き合いに、日本政府は「かつて中国が尖閣諸島を日本領土として認めていた」と主張しているが、こうした手法では話のつじつまを合わせられないし、日本が釣魚島を占領するための有効な根拠にもならない。 外務省は公式サイトに「人民日報」の関連記事の写真を掲載し、「中国はかつて尖閣諸島を沖縄の一部としてみていた」と注釈している。ただこれは人民日報の言葉ではなく、日本が一方的に解読・錯覚でしかない。日本側は釣魚島を有効に支配する根拠が少ない状況にあって他人のあら探しをするほかなく、過去の記事を持ち出し、各国の首脳や外相との会談で積極的に上述の内容に触れ、インターネットを通じて情報を