毎日新聞社と連結子会社のスポーツニッポン新聞社は21日、持ち株会社のもとで経営統合すると正式に発表した。両社の不動産などの資産を持ち株会社に集約し、人事や経理といった管理部門を一体化させることで経営効率を高める。取材や販売面でも協力態勢を強める。 両社は同日、東京都内で臨時株主総会を開き、4月1日付で「毎日・スポニチ持株移行株式会社」をつくることを決めた。毎日の1株に対し移行会社の1株、スポニチの1株に対し移行会社の1.45株をそれぞれ割り当てる。 移行会社のもとに毎日とスポニチがぶら下がった段階で、さらなる一体化をめざして協議。10月をめどに移行会社と毎日、スポニチの3社が合併(存続会社は毎日)して新たに共同持ち株会社をつくり、土地や建物などの資産を集約化。資産分離後の毎日とスポニチは、新聞発行事業を担う完全子会社となる。 毎日とスポニチのグループ企業の再編も、共同持ち株会社の設立