法律などの条文を確認していると、長い条文に出くわすことがよくあります。条文が長い上、括弧書きが多様されているもの(二重括弧になっていることもよくある)は理解に苦しむことがあります。 このような条文を理解しにくい原因の一つとしては、条文で使用されている接続詞や用語の使い方を正しく理解できていないこともあるのではないかと感じます。 そこで、条文で使用される接続詞等の使い方のルールを確認していくことにします。なお、条文の読み方については、「条文の読み方」(法制執務用語研究会著)が非常に参考になります。値段も800円と手頃なので、条文にあたる機会が多い方で、条文の読み方は完ぺきという方以外は手元に置いておくと重宝すると思います。 今回は、「及び」「並びに」の使い方について確認します。 用途 「及び」、「並びに」はいずれも二つ以上の語句を並べるときに使用されます。 使用上のルール 同じレベルで二つの
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