テレビの生放送の撮影現場に猟銃を持ち込んだとして、滋賀県警は12日、同県余呉町の猟友会の男性(49)とびわ湖放送(大津市)のプロデューサー(60)、ディレクター(37)の3人を銃刀法違反(携帯)容疑で大津地検に書類送検したと発表した。番組で猟師から渡された猟銃を6秒間持ったとして同法違反(所持)の疑いで事情聴取していたタレント原田伸郎さん(57)の送検は見送った。 県警によると、今年1月17日に余呉町から生放送された情報番組「ときめき滋賀’S」で、ディレクターらが男性に猟銃を持ってくるように依頼。男性はこれを受け、正当な理由なく猟銃を持ち込んだ疑いがある。銃刀法では、猟銃の携帯の許可を受けた者でも、狩猟目的など正当な理由なく携帯、運搬してはならないと定めている。 県警は原田さんの所持容疑についても捜査したが、「銃の受け渡しがアドリブ的に行われ、所持には当たらない」と説明した。 びわ湖