水素燃料で動くバスの試験運行が、路線バスとしては初めて甲府市で始まり、バス会社では2年間かけて採算性などを検討することにしています。 水素燃料で動くバスの試験運行は、甲府市に本社のあるバス会社が始めたもので、初日の9日は、JR甲府駅前で出発式が行われ、関係者がテープにはさみを入れて祝いました。 バスには74リットルの水素が入った燃料タンクが6つ設置され、水素と空気中の酸素を燃焼させることによって動力を作り出す仕組みです。 1回の充てんで、およそ150キロの走行が可能で、二酸化炭素を排出しないほか、窒素酸化物の排出量もディーゼルエンジンに比べて大幅に少ないということです。乗車した女性は「ふだんのバスより乗り心地が静かです。二酸化炭素が出ないのは、いいことだと思います」と話していました。 会社側によりますと、水素燃料で動くバスの路線バスとしての試験運行は、全国で初めてだということで、会社では2