映画「君の名は」など、「体の入れ替わり」を題材とした作品は数多く存在しており、昔から人気の高いジャンルです。 スウェーデンカロリンスカ研究所の脳神経科学者パヴェル・タシコフスキー氏ら研究チームは、実際に体が入れ替わったと錯覚させる実験を行ない、その錯覚が人にどんな影響を与えるか調査しました。 その結果、「体の入れ替わり」が自己評価や記憶力に大きな影響を与えると判明。研究の詳細は8月26日付けで「iScience」に掲載されています。 この研究は自己を決定づけるものは何か? という疑問の解決や離人症などの精神疾患の治療に大きな影響を与えることになったのです。