1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元北朝鮮工作員が、韓国紙、朝鮮日報系の「テレビ朝鮮」のトーク番組に出演し、「韓国の人々は自由の大切さを知らない」と述べ、韓国内の親北朝鮮派を批判した。19日付の同紙が伝えた。 同紙によると、金元工作員がトーク番組に出演するのは珍しい。韓国内で最近、対北朝鮮観をめぐる議論が巻き起こっていることを念頭に「北朝鮮を神のように信奉する『従北主義者』がのさばっている」と述べた。 また、盧武鉉前政権期に、自身を「偽者」扱いしようとする政府から「海外移民するよう言われた」と言及。「メディアに自宅の場所を知らされ、身の危険を感じた」とした。 番組は2回続きで、18日に1部が放送され、19日に2部が放送される。(共同)