相模鉄道いずみ野線の弥生台駅で、実証試験中の昇降バー式ホームドアを点検する視覚障害者ら=9日、横浜市泉区、矢島大輔撮影 【矢島大輔】鉄道各社が設置を進めるホームドア。転落の恐れがなくなったことを歓迎する視覚障害者から、思わぬ危険性を指摘する声が上がっている。視覚障害者の団体が9日、首都圏に設置された複数の方式のホームドアを点検した。 【写真】相模鉄道いずみ野線の弥生台駅で、実証試験中の昇降バー式ホームドアを点検する視覚障害者ら=9日、横浜市泉区、矢島大輔撮影 午前9時、東京視覚障害者協会の会員6人が、この日ホームドアの運用が始まったJR山手線目白駅(東京都豊島区)に集まった。同駅では、全盲の男性が2011年1月にホームから転落死。ホームドア設置を求める声が高まる大きなきっかけになった。 視覚障害者らはホームドアを歓迎するが、協会によると、設置後もホームドアに杖を挟まれたり、列車とホーム