大分県内のケーブルテレビ局が放送する福岡県の民放チャンネルが、韓国のテレビ放送の電波と混信し、放送が一時的に乱れる現象が起きている。 九州総合通信局(熊本市)によると、周波数が同じ電波が到達した際に発生するため、韓国側と周波数を調整中という。 県内のケーブルテレビ15局などが出資する「県デジタルネットワークセンター」によると、福岡の民放チャンネルは、別府市の鶴見岳山頂などにある設備で受信し、各ケーブル局で放送している。 アナログ波でもノイズが入ることがあった。デジタル放送では、混信すると、音声が途切れたり、画面が真っ黒になったりするという。 同センターは「技術面で問題を解決できないか検討している。周波数の調整については、動向を見守るしかない」と話す。