放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(委員長・坂井真弁護士)は17日、楽曲の代作問題が発覚した佐村河内守氏が人権侵害を申し立てていたTBS系バラエティー番組「アッコにおまかせ!」について、「名誉を毀損する人権侵害があったと言わざるをえない」として、再発防止を勧告した。 対象となったのは、佐村河内氏の謝罪会見を取り上げた昨年3月9日の放送。VTRで「普通に会話が成立」とのテロップを流したほか、医師の所見を受け、和田アキ子さんら出演者が「これからどうやって生きていくんだろう」「ここまで行っても、嘘にならないんですか」などと会話を交わした。 番組に対し、佐村河内氏は「(視聴者に)『健常者と同等の聴力を有していたのに、手話通訳を要する聴覚障害者であるかのように装って会見に臨んだ』との印象を与えた」と主張していた。 委員会は、佐村河内氏の診断書の「感音性難聴」といった記載を番組で明