PDP-11と聞いて懐かしさを覚えるエンジニアも多いだろう。PDP-11は1970年代から80年代にかけて活躍した16ビットのミニコンピュータ。UNIXの黎明期に存在したコンピュータで、UNIXを学んだエンジニアであれば、実物は見たことがなくても、その名前はどこかで読んだことがあるだろう。PDP-11は多くのエンジニアに活用され、現在のコンピュータやオペレーティングシステムに影響を与えている。 このPDP-11が、今でも現役で動いており、さらに2050年まで稼働し続ける計画になっていると言われると、さすがに耳を疑ってしまうが、どうやら事実らしい。The Registerに掲載された記事「Nuke plants to rely on PDP-11 code UNTIL 2050!」によれば、GEの原子力発電所ではPDP-11が今でも発電所内のロボットの制御に活用されており、さらに向こう37年