Exim 4.70以降に実装されているDKIM処理に脆弱性(CVE-2011-1764)が発見された。現在対策パッチや、この問題を修正したExim 4.76がリリースされている(The H、Exim 4.76のリリース告知)。 受け付けたメールメッセージに対するDKIM(DomainKeys Identified Mail)処理内で呼ばれている「dkim_exim_verify_finish()」関数内でのログメッセージ整形処理に問題があり、DKIM情報文字列に特定の文字列を入れることで任意のコードをメールサーバーで実行させることが出来てしまうというもののようだ。