牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは5日、全国の繁華街や都市部の店舗百数十店で、牛丼並盛りを通常より30円安い250円に値引きするキャンペーンを4月9日〜21日まで実施すると発表した。 すき家は、昨年の値下げで、大手チェーンでは最安値の定価280円を実現。しかし、吉野家が7日〜13日まで通常より110円安の270円で販売することから、さらに下回る緊急キャンペーンで対抗することにした。 この結果、吉野家の業界最安値は2日間だけとなる。消費者の節約志向で外食デフレに拍車がかかる中、業界最安値を争う“仁義なき牛丼戦争”が幕を開けた形だが、消費者にとって“朗報”となりそうだ。