千葉県松戸市教育委員会(関英昭委員長)は10日、定例会を開き、子供向け紙芝居「従軍慰安婦スボクさんの決意」を市立図書館から撤去するよう求める市内の女性(61)からの請願を不採択とした。 紙芝居は原爆やユダヤ人迫害など5点セットの戦争関連紙芝居の1つ。平成7年に購入された1セットが本館(同市松戸)に置かれている。 女性は、日本兵による性描写などに問題があると主張。(1)元従軍慰安婦の証言だとする内容と表現が幼児にふさわしくない(2)「日本軍から慰安婦にされた」という検証されていない内容を事実としている-として、3月17日に請願を出していた。 委員会では(1)14回の貸し出し実績がある(2)図書の選定は図書館の役割(3)読み聞かせする大人に貸し出されており、幼児が館内で見る機会は極めて少ない-として、評決参加の5委員全員が請願の不採択に賛成した。委員の1人は討論の中で「多様な図書を置くことは、