今月からマイナンバーの運用が始まり、企業は、従業員とその家族の膨大な数のマイナンバーを正確に集めることが求められています。こうしたなか、マイナンバーを収集する企業の負担を減らすとともに、確実に集められるよう、IT技術を活用したシステムの開発が広がっています。 こうしたなかNECは、スマートフォンを使った画像検索の技術を活用してマイナンバーを収集できるビジネスを始めました。従業員がスマートフォンで、専用のサイトに通知カードを撮影した画像を送信するだけで、会社側の登録が完了する仕組みです。 また富士ゼロックスは、従業員が提出した通知カードのコピーを複写機でスキャンするだけで番号を登録できるシステムを開発しました。会社側は、番号を手作業で入力する必要はないということです。伊藤彰一郎マーケティング部長は「人の出入りが多い企業などに使ってほしい」と話しています。