ソフトウェア開発におけるデザインパターンまたは設計パターン(英: design pattern)とは、過去のソフトウェア設計者が発見し編み出した設計ノウハウを蓄積し、名前をつけ、再利用しやすいように特定の規約に従ってカタログ化したものである。パターン(pattern)とは、型紙(かたがみ)やひな形を意味する。 本稿でのデザインは狭義の設計という意味であり、CSSやHTMLなどで使われる意匠デザインの定形を示す「デザインパターン」とは異なる。 書籍『オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン』において、GoF (Gang of Four) と呼ばれる4人の共著者は、デザインパターンという用語を初めてソフトウェア開発に導入した。GoFは、エーリヒ・ガンマ、リチャード・ヘルム、ラルフ・ジョンソン、ジョン・ブリシディースの4人である。彼らは、その書籍の中で23種類のパターンを取り上げた