最大8Z(ゼタ)バイト(約86億Tバイト)までの容量に対応できる、ハードディスクのパーティション管理の仕組みです。「MBR」(Master Boot Record)に置き換わる仕組みとして開発されました。 PCでは、ハードディスクのパーティション管理にMBRが広く使われています。このMBRは、ハードディスクのセクターを32ビットのデータで管理します。つまり、最大232個のセクターを扱えます。通常のハードディスクは1セクター当たり512バイトなので、MBRでは232×512バイト=約2Tバイトまでの領域しか管理できません。一方、GPTではセクター管理に64ビットのデータを使用します。そのため、最大8Zバイトまでの領域を管理できます。 GPT利用時のハードディスクは図1のような構成になります。従来使われていたMBR領域は「PMBR」(Protective Master Boot Record)